本プロジェクトの目的

量子技術の発展には、光量子であるフォトンの正確な操作が鍵となります。本プロジェクトでは、膨大な情報量を持つフォトンのすべての成分を精密に制御し、その膨大な計測データ(光のビッグデータ)を遠隔地間で共有することによって、高速分子イメージング(生命医療)、分散型量子通信(情報ネットワーク)、量子ゆらぎ計測(基礎理工学)といった、新しい量子計測・量子通信技術を確立することを目的とします。

研究代表者挨拶

インターネットの普及により、私たち日本人も国境を意識することなく世界中の人々と情報交換ができるようになりました。この変革の裏には、世界中に張り巡らされた光ファイバー通信網が大きな役割を果たしています。私たちのプロジェクトは、この光ファイバー通信網を最大限に活用し、研究室にある最先端の光源を世界中に届けることを目指しています。

日本はレーザー開発の最先進国として知られています。私たちはこの超ハイテクノロジーを研究室の枠を超えて、工場や病院、通信施設などあらゆる場所で活用できるようにしたいと考えています。これにより、日本の限られた国土を最大限に有効活用し、社会全体の発展に寄与することができます。

私たちのビジョンは、新しい光計測技術で世界をつなぎ、新しい未来を創造することです。このプロジェクトを通じて、日本の技術を世界に広め、より良い社会の実現に向けて邁進します。

研究代表者
渡邉 紳一
(慶應義塾大学)

お知らせ

光ビッグデータの遠隔共有による次世代量子計測・量子通信技術の確立
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